デザイナーのキャリアプラン。インハウスデザイナーの仕事内容は?

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転職を考えるデザイナー
キャリアチェンジを考えるデザイナーです。インハウスデザイナーってどんな仕事をしていますか?興味があります

今回のエントリーではこんな悩みを解決していきます。

 本記事の内容
・インハウスデザイナーの仕事
・インハウスデザイナーとして働くあるデザイナーの業務内容

さて、今回はインハウスデザイナーの仕事について書いていきます。私はかつて制作会社から転職を考えて転職情報を集めていたときに
「インハウスデザイナー(グラフィック)はどんなことをしてるんだろう?」
と漠然とした疑問を持っていました。

これ、同じように考えているデザイナーがいるのではないかと思っていたので、いつか具体的なものをまとめておきたいなと思っていました。今後の進路や就転職を考えるデザイナーの参考になれば幸いです。

インハウスデザイナーとは

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インハウスの英語表記は in – house で、本来は「家の中」という意味。しかし通常、IT用語やビジネス用語でインハウスといえば、「企業内の」といった意味になる。企業グループ内の宣伝広告部門をインハウスエージェンシー、そこに所属する制作スタッフをインハウスデザイナーと呼んだりする。

用語解説辞典より抜粋

上記のとおり、インハウスデザイナーとは企業の内部で働くデザイナー。私はメーカーで販促関係のデザインを中心に行っているインハウスデザイナーで、カタログや冊子、ポスターなどのグラフィックデザイン、会社のコーポレートサイトや楽天サイトなどのECサイト関連のデザイン(と若干のコーディング)とその他の会社のグラフィックデザインまわりの雑務的なデザインまでかなり幅広い業務を行っています。

現在のインハウスデザイナーとしての勤務先

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私が勤務する会社は雑貨・日用品のメーカー。スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどで商品を取り扱っているような一般的なメーカーです。その中で、販促を中心に扱う企画の部署に所属しています。

ちなみに私の入社時、自社にはプロダクトもグラフィックのデザイナーも在籍しておらず、僕が初めてデザインスキルと知識を持った人材の入社となりました。主にデザインは外注を頼っていて、社内に内製する体勢はありませんでした。そのため部署は新設された部署となり、現在は若手のデザイナーと2人で稼働しています。

私のデザイナーとしての経歴

前職はデザインの制作会社で2006年から8年間勤務していました。主に会社案内やカタログなどの冊子のデザインを中心に、ロゴデザイン、ポスターなど紙媒体のデザインを行っていました。その会社では紙媒体はパッケージ以外はほぼなんでもやっていました。

基本的に直接クライアントと取引し、同時に何件ものクライアントの案件が進行していました。そういった中で今後もグラフィック中心のキャリアでやっていくのかどうするかを考える機会があり、仕事の幅を広げられるように、通常業務の傍らWEBデザインの学校(デジタルハリウッド渋谷校)に通い初級レベルのWEBの知識と技術を習得しました。その後も勤めていた制作会社ではグラフィックを中心にデザインを行い、2014年に転職、今のメーカーに至ります。

現在の業務内容について

現在の業務内容は上記でも書きましたが販促、WEB、その他雑務に分けられます。詳細は下記にまとめます。

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【販促関係のデザイン】

・販促用の冊子などの媒体の制作、売り場で使用するPOPの作成(年30〜50件)

・年一回のカタログ制作(100ページ超)

・展示会のブースデザイン、パネルのデザイン、配布する媒体の資料作成(年5〜10回)

・また新規、既存の提案先に向けたデザインと資料の作成(不定期)

実際の作業内容では全ての工程を自分一人でフィニッシュまで進めます。

・自分が作成する媒体用に商品の情報や特徴をまとめ、コピーや文章を書く
・あるいはすでにある商品の説明文を手配し、場合によってリライト
・写真素材の手配(カメラマンを使用する場合はロケハンからディレクションまで、予算を抑える際は自分での撮影)


といったデザイン前の段階からはじまり、実際のデザインワーク全般、そしてその後の印刷や、工程管理まで全てを自分の手で行います。もちろんこれら全般の予算についても自分でコントロールするので、印刷会社さんやカメラマンなどのパートナーとの渉外も行っています。

分かりやすくいうと「社内にいる1人デザイン制作会社」のイメージですね。

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WEB関係のデザイン、コーディング】

・コーポレートサイトのデザイン

・楽天などのECサイトのデザイン

・アマゾンなどの商品登録に関する商品の特徴、ビジュアルの構築など。

・FACEBOOK、twitter、ブログなどのSNSの管理

会社のコーポレートサイトのコーディング、システムの変更は内容が専門的になるので、私の方ではコーディングできないため外部制作会社へ依頼しています。そのためその制作会社への進行指示、ディレクションも私の業務範囲。

また楽天のサイトなどは難易度的にデザインとコーディングの両方を行っています。さらにアマゾンなどで使用する商品画像や商品特徴をまとめるといった業務やコーポレートサイトで発信しているブログでの情報発信やSNS関係の管理運用まで取り組みは多岐にわたっています。

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その他雑務

雑務と書いていますが要するにジャンルを規定しにくい仕事。例えばスポットで依頼される動画の作成や試験的な商品のパッケージのデザイン案出しや企画書の作成、重点販売商品についての販促品や企画書作成などのイレギュラーな販促物の制作になります。また、変わったところではオフィスのレイアウト変更に伴う図面起こしなどかなり幅広い内容の雑務になります。

基本的に「デザイン」と名前がつくものはとりあえず打診があるイメージですね。わからないものについてはその都度、調べながら対応するような未経験案件は結構あります。

まとめ

さて、今回はインハウスデザイナーとしての業務についてをまとめてみました。基本的には

「紙媒体、WEB媒体のデザインを中心にその他にもいろんな雑務をこなしている」

といった内容になっています。業務内容については他のインハウスデザイナーに聞いてみると、働いている会社によって内容はまちまちといった状況のようです。人によってはCMの制作にもガンガン関わっている(不本意)ということもありました。

仕事内容をそれまで広告の制作会社と比べてみると以前の制作会社ではデザイナーとして主にデザインに集中していたので、業務の大半はデザイン作業が中心でした。

しかしインハウスデザイナーの現在は予算管理や進行管理、外部スタッフとの連携といったところまで管理した上でデザイン作業を行っており、そのような点で見ると業務的には「デザインを中心にデザインに関わる周辺領域」までガッツリ業務内容に含まれています。

制作会社のデザイナーとインハウスのデザイナーでは求められる役割というのはやはり随分違いますね。スペシャリストよりもジェネラリストとしての役割を求められることが多い印象があります。

さて今回はインハウスデザイナーとは?
そしてその仕事内容はどういったものか?についてを取り上げました。

インハウスデザイナーについては下記にも記事をまとめていますのでぜひご覧ください。

それでは、今回はこのへんで。

ABOUTこの記事をかいた人

現場のグラフィックデザイナーに有用なリアルな技術やスキルアップの方法などを発信しています。 デザイン制作会社に8年→現在は都内にある日用品メーカーのグラフィック系インハウスデザイナーとして7年(総デザイナー歴15年)。そのかたわらフリーでデザインをしています。ラクにできるところはラクに!という時短デザインを推奨しています