クライアントへのデザイン提出をより魅力的に。提出用フォーマットを作ろう

フォーマット
若手デザイナー
デザインをよりよく見せる方法ってありますか?

今回のエントリーではこんな質問にお答えします。

 本記事の内容
・作ったデザインをよりよく見せる方法

デザイナーのみなさんはデザインが出来たときどんな風に提出していますか?そのまま出力して提出していますか?何かひと工夫していますか?

今回はこれからデザイナーになる人にも、すでにデザイナーを始めている人にもオススメの提出するデザインをより魅力的に見せるために自分専用の「デザイン提出用フォーマットを作ろう」という内容です。

デザイナーはいくつかのオリジナルのデザインの提出用フォーマットを作ってなにかと便利ですよ。

デザイン提出用フォーマットとは

デザイン提出用のフォーマットというのは、外に向けたデザインの提出をする際に使用するデザインをはめ込む枠組み、いわゆるテンプレートです。百聞は一見にしかずということで僕が使っているフォーマットを見てみましょう。

汎用フォーマット


concept sheet

これはとてもシンプルなフォーマットで、基本的にジャンルは選ばずにデザインを提出する際に使えます。デザインを見せるスペースも確保した上で、シンプルに見せることができ汎用性がとても高いフォーマットです。

ちなみにポートフォリオ用に作ったフォーマット、ロゴの提出用フォーマット、ホワイトスペースを生かしたフォーマットなども用意しています。下記には僕が使っているポートフォリオのフォーマットのサンプルを掲載しました。

ポートフォリオフォーマット
portfolio_book_format
※ちなみにこちらで紹介したデザインは書籍のフォーマットデザインを担当させていただいた仕事です。


このようにフォーマットは「作品をより作品らしく見せるように」

・ディレクターやデザイナー、カメラマンなどのクレジット表記
・全体のデザインの説明(主には前半の部分で説明)
・ナンバリングを効果的に使用する

というような作りをしています。コンペなどでは提出内容によって「ロゴ」「パンフレット」「ウェブサイト」などサイズがまちまちのデザインを提出する機会がありますが、このようなフォーマットが用意されているとそれらサイズ違いのデザインがまとめやすくなります。

ということで続いて、このような提出にフォーマットを導入するメリットを下記にまとめてみました。

体裁が整うので見た目が良くなる

制作物のサイズは千差万別ですがフォーマットを作って当てはめると全体の体裁が整うので見た目がよくなります。例えばロゴのデザインとポスターのデザインではサイズも形状も大きく異なりますがフォーマットにはめ込むと一つの枠のなかに収まるのでサイズやテイストが違ったりしても全体的にまとまって見えるようになります。

「ひと手間をプラスした感じ」がでる

「やった感」というか「手間をかけた感じ」というニュアンスになります。例えばコンペやクライアントへの提出の際にそのまま提出するよりも、フォーマットに当て込むひと手間かけた感じの方がちょっとプラスアルファがありますよね。

フレームワークとして使うことで仕事の時短化を図れる

このポイントが実務的には一番なのですが、提出時のフォーマットが決まっていると

デザインを作る → 提案をフォーマットにはめ、コンセプトなどを書く → 提出

という自然な流れができるので、あらためて説明用の資料をまとめたり作ったりする必要が無くなります。このように一連の流れでそのまま提出できるものが出来上がるというのはかなりの時短効果になります。


僕は昔はこういったものもコンペや提案ごとにわざわざフォーマットを作っていたのですが、今となってみると無駄な時間をかけていたなあと思っています。そこに時間をかけるならもっと時間をかけて提案内容のクオリティを高めた方が良かったなあ、と。

このようなフォーマットは、自分が使い勝手の良いものを作っておいてそこから出てくる改善点を修正していくことで、より勝手がいいものに育てていくことができます。
 

まとめ

今回はオリジナルの「提出用フォーマット」を作ろう!という内容でした。実際にたくさんデザインをして提案をしていくと、このような頼りになるフォーマットを作る =「時短に繋がる」ということを実感できると思います。


最終的な提出物を支えるフォーマットなので「存在感を消しつつも提出物を綺麗に見せる」という役割があり、文字の使い方などの細部のクオリティも大事になってきます。このようなフォーマットデザインを作るときの参考はポートフォリオ関係のデザイン参考書や、デザイン集の見せ方が大いに参考になるでしょう。

フォーマットを作ることはデザインを整えるとともに、小さな時短に繋がっていきます。ぜひ自分なりのフォーマットをつくっていってみてください。それでは今回はこのへんで。