デザインビギナー向け学習法!pinterestを使ってデザイン力を鍛えよう

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新人デザイナー
デザインのトーン&マナーがなかなか掴みきれず、うまくデザインができません。なにか参考になる学習法、デザインの力を伸ばす方法はありますか?

今回のエントリーではこんな悩みを解決していきます。

 本記事の内容

・pinterestを使っでデザイン力を鍛える方法


今回はおなじみpinterestを使ってデザインのトーン&マナーを身につける方法をご紹介します。デザインを作るときには必ず意識をするトーン&マナーですが(トンマナなんていいますね)、これを幅広いデザインにふれることができるpinterestを使って収集し、振り分けて、その中身を分析することでトーン&マナーを形作っているレイアウトやフォント、写真、カラーなどの要素の特徴をとらえてデザイン制作に生かしていこうというのが今回の内容になります。

まだ、具体的な内容が読めないかと思いますが、下記のエントリーに沿って進めてもらえれば大丈夫です。ちなみにpinterestを使ったことがある、あるいは使っている方を対象にしていますのでPinterestの詳しい説明は省きます。

❶ トーン&マナーごとのボードを作る

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まずはトンー&マナーごとのボードを作っていきます。具体的には「ナチュラル」「ポップ」「クール」「キュート」「ガーリー」「スタイリッシュ」「ジャパニーズ(和風)」「シンプル」「モダン」「エキセントリック」など。こちらに上げたのはほんの一例になるので、自分の考えるトンー&マナーのキーワードでかまいません。できるだけ多い方が分類する際に選り分けるフィルタが増えるのでよいと思います。画像は、「ジャパニーズ(和風)」として作成しているボード。

トーン選定の参考としてはこちらの記事の中で紹介している下記のトーン分布図あたりが良い参考になるかと思います。ここである程度距離を持った項目をピックアップしましょう。

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https://inside.dmm.com/entry/2017/10/30/Design-Concept-Seminar-02

❷ 気になったデザインを収集し自分の直感でトーン分けを行う

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続いていいなと思ったデザインをトーン&マナー別のボードの中にピンしていきます。この際にはできるだけ直感でどのトーンに属するかを決めてスピーディーに配分します。

もし違えば後から訂正もできるので直感を大切に。細かくピンを分析するのはこの先のステップで行うので、ここではスムーズに自分の直感力を磨くような意識で進めます。

❸ 収集し各トーンにカテゴライズした画像を細かく分析する

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ボードにある程度ピンが溜まってきたら、各ピンを分析していきます。

全体的な雰囲気を見るように俯瞰で見るところから、細かいところへズームして分析していくようなイメージです。

・自分がこのトーンに選んだ理由は?
・どういった要素からこのトーンに選んだのか?
・レイアウトの特徴は?
・色はどういった色味か?
・写真はどんな写真を使っているか?トリミングは?
・ホワイトスペースは?
・版面率※ はどのくらいか?
・ジャンプ率はどのくらいか?
・フォントはどんなフォント?
・それぞれの要素の配置の仕方に特徴はあるか?

など、それぞれのデザインを細かなオブジェクトまで分解して、それぞれのトーン&マナーを形作ってる「規則性」を探っていきます。この作業は多少時間をかけて丁寧に行っていきます。❷のステップでは直感を中心にどんどん見ていきましたが今回は、量より質という気持ちで丁寧に検証しましょう。

この分析の作業については別のエントリーでじっくりと紹介します。

初心者デザイナーにオススメのデザイン分析を行おう

初心者デザイナーにオススメのデザイン分析を行おう

2020.11.13

トーンごとに構成している要素をメモをとってまとめておくのもいいですし、何人かの同じくらいのレベルのデザイナーで話し合ってどのようにとらえられるかを話し合ってみてもいいかもしれません。

※上記で出てきた下線の語句の意味

版面

版面のサイズは紙面のサイズとの割合によって版面率と表現され、版面のサイズが大きいときには版面率が高いといいます。情報系の雑誌では、情報量の多さがその雑誌の価値として評価されることが多いので、版面率を高くすることでページごとの情報量の豊富さを表現しています。逆にエッセイなどは、1ページに文字が多いと読む意欲を減退させることを避けるために版面率を低く、字間との行間隔を広くする工夫をしています。一般的に書籍では版面率は低く、雑誌では版面率は高い傾向にあります。

ジャンプ率

ジャンプ率とは本文の文字サイズとタイトルや見出しサイズの比率のことを指します。 言葉の使い方としては、ジャンプ率が高い(大きい)、もしくは低い(小さい)と表現します。 「ジャンプ率が高い」ということは本文の文字サイズと見出しの文字サイズの差が大きいということです。

(参考:http://www.dataplan.jp/blog/design/1263

以上の❶~❸までの流れを定期的に行います。このトレーニングでは直感的に振り分けたトーンの構成要素を、あとから冷静に分析するので直感力、さらにデザインの分解と解析を行うことによるデザインの分析力が鍛えられます。

分析ができるようになると、デザインを生み出す規則性や法則がなんとなく掴めてくるので、今度はそれを生かしデザインを組み上げていくことが出来るようになります。さらにこのトレーニングでは❸のステップで、デザインの分析を行うことで言語化を行うため、デザインを言葉で説明するプレゼン能力も身につくようになります。

以上が、pinterestを使ってデザイン力を鍛える方法でした。pinterstはスマホでも使えるので、今回の学習法は出先や移動のちょっとした時間を使ってもできます。まだまだビギナーでこれからどんどん力を伸ばして行きたいデザイナーはぜひお試しください。

ABOUTこの記事をかいた人

現場のグラフィックデザイナーに有用なリアルな技術やスキルアップの方法などを発信しています。 デザイン制作会社に8年→現在は都内にある日用品メーカーのグラフィック系インハウスデザイナーとして7年(総デザイナー歴15年)。そのかたわらフリーでデザインをしています。ラクにできるところはラクに!という時短デザインを推奨しています