
今回のエントリーではこんな悩みを解決していきます。
本記事の内容
今回はアートボードサイズで簡単にトンボを作成するスクリプトを紹介します。皆さんはデザインをする時トンボは最後に作成していますか?
はじめに作成していますか?
私は作成するデザインのサイズでアートボードを設定し、デザイン制作を進めていますが、このやり方だと最後にトンボを付け足して、塗り足しを作って・・・という手順になります。この作業を楽にしてくれるのが今回の
今回はsaucerというサイトで無料にて配布してもらっている
トンボとガイドを追加.jsx というスクリプト。
「トンボとガイドを追加」スクリプト
このスクリプトは稼働すると
1.アートボードサイズのトンボ
2.仕上がりサイズのガイド、塗りたしサイズのガイド
3.水平垂直センターのガイド
4.仕上がりサイズでカバー(マスクのように隠すオブジェクト)
をセットできるスクリプト。このスクリプトを使わずにアートボードサイズのトンボを作成しようとすると、アートボードと同じサイズの長方形を作成し「効果→トリムマーク」でトンボを作って・・・という流れになりますが、これ毎回やるのって結構めんどくさいですよね。フォーマットファイルを作っておけばいいのですが、毎度同じサイズで作るわけでもないので、全てのサイズを作るのもめんどくさい。
それが、このスクリプトを使えば一発でアートボードサイズのトンボやそれぞれのガイドを作ってくれるのです。
「トンボとガイドを追加」スクリプトの使用方法
続いて、実際の使用方法をまとめます。

このようなA4のチラシを作成したとします。ここに、トンボや塗り足しのガイドをスクリプトを使用して作成していきます。

このようなウィンドウが現れるので、トリムマーク、ガイド、はみ出しカバーの必要な部分にチェックを入れます。今回は入稿前を設定しているのでトリムマーク、ガイドにチェックを入れました。
※ちなみにはみ出しカバーは仕上がりサイズをマスクのようにオブジェクトで隠すものです。作業時などに塗り足し、トンボを隠すことができます。

スクリプトを実行すると以上のようにトンボ、ガイドが設置されます。以上の1ステップで完了するというのが大変魅力的ですね。
まとめ
今回は、アートボードサイズで簡単にトンボを作成するスクリプトの紹介でした。これ自体はとても小さな時短の方法なのですが、知っているととても便利です。私の場合は、校了が出てから入稿データを作成するときが主な使用ポイントですね。
逆に案件のスタート時にトンボやガイドを作成するのにもオススメできます。
気になったらぜひダウンロードしてご活用ください。
こちらのスクリプトも無料で使用できますよ。
それでは、今回はこのへんで。