デザインデータが重くて作業が遅いとき簡単に低解像度の画像に一括変更する方法

デザインデータが重くて作業が遅いとき簡単に低解像度の画像に一括変更する方法
新人デザイナー
使用する画像が多く、徐々に処理速度が遅くなってくるのですが処理速度を下げない良い方法はありませんか?

今回のエントリーではこんな悩みを解決していきます。

 本記事の内容

・画像が多くaiデータが重くなってしまった時にオススメの対処法


今回はこのような悩みに答えていきます。

ページ数の多いカタログなどのページものをデザインしていると、画像枚数が多くなってくるため、PCに負荷がかかり作業速度が遅くなることがあります。

これ、ちょっとのタイムラグでもけっこうデザイン時のストレスになります。

対処法としては、2つ。

画像を一時的に低解像度にするという方法が考えられますが、配置してある画像の低解像度データを用意して置き換えるのはとても大変。さらに直接またはリンクパネルから選択して、ひとつずつ手動で再配置するという作業はかなりの手間になるうえ、手作業ゆえのミスも発生しかねません。

または現在配置している画像を直接低解像度に変更する方法も考えられます。しかし、直接現在の画像をいじるのはちょっと怖いですよね。バックアップを取ってもミスの危険性はあるのでなるべく現時点のオリジナルデータはそのままにしておきたい。

ということで、現在の画像データをいじることなく(残したままで)低解像度データを簡単に用意し、さらに差し替えることができる方法をご紹介します。今回もスクリプトを使います。

使用スクリプトは原寸リサイズ再配置

今回の低解像度化は、以前に【スクリプトことはじめ】で紹介した原寸リサイズ再配置。

【スクリプトことはじめ】便利さを実感できる2つのスクリプトを紹介します

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2020.10.28

原寸リサイズ再配置は指定した解像度で原寸サイズの画像に自動で加工できるスクリプトです。今回はこのスクリプトを使用し現在リンクしている画像と別ファイルに低解像度データを作成しそのファイルに一括でリンクさせるまでを自動で行います。

では、具体的にその手順をまとめていきます。

低解像度の画像に一括変更する手順

今回も下記のsampledesign.aiのファイルを使ってご説明していきます。

まずは現状の状態を確認しましょう。前回2つのスクリプトをかけた状態なので、画像は下記の通りリンクしている全ての画像は

PSD形式、解像度300dpi、原寸(約100%にて配置)になっています。

個別のファイルで見てみると下記の通り。

それでは、ここから一気に低解像度データを作成しリンクを差し替えます。

私はイラストレーターの「パッケージ機能」で画像を収集しているので、現在のディレクトリ(ファイル構成)は下記のようになっています。

ここに新しく「Link」フォルダを作成します。(この名称は自由ですが、今後のリンク画像の置き場所となるので、「Links_Light」というような低解像度画像の置き場、という名称にしてしまうと後ほど混乱の元になるのでご注意ください)

続いて原寸リサイズ再配置を実行します。全ての画像を選択するので、⌘+Aで全選択

下記のように、画像解像度を低解像度に変更(今回は、解像度を100ppiに)。さらに

リサイズ後の画像を自動リネームしない(保存先の空フォルダを選択)を選択。 

続いて保存先を選択します。先ほど作成した「Link」フォルダを選択。

これでスクリプト「原寸リサイズ再配置」が実行されます。

実行後、リンクフォルダの「ファイルの位置」を見てみると先ほど設定した「Link」フォルダにリンクされていることが分かります。今後、画像のメインの収納先は「Link」フォルダになります。

今回の設定では「自動リネームをしない」としているので、「Links」フォルダと「Link」フォルダの画像の名前は下記の通り一緒になっています。(上下にフォルダを並べました)

ここで元のデータ(Linksフォルダ)には「_高解像度」などの名称を付け足しておくと区別がつきやすくなりデータを扱うにあたって安全に作業できます。

これで高解像度のデータと低解像度のデータは同じ名称になるので、この先は低解像度のデータで作業を進めて、入稿前のタイミングなどで全ての画像を高解像度のデータに差し替えればOK。

差し替え方は「Links_高解像度」フォルダ内の画像を全て選んで「Link」フォルダにドラッグアンドドロップして置き換えればOK。置き換える前には念のため「Link」フォルダの画像はバックアップをとっておきましょう。

以上が「原寸リサイズ再配置」を使って低解像度の画像に一括変更する方法です。

この作業の注意点

この作業の注意点としては高解像度の元データをきちんと管理すること

画像のリンク先のフォルダが変わる(この記事の中では「Links」→「Link」へ)ので元データの高解像度のデータと処理後の低解像度のデータの所在を間違えないように管理することが重要です。

スクリプトを稼働させて元データから低解像度のデータに差し替えた後は、元データのフォルダ名を変更したり、ラベルを貼るなどして区別しましょう。

まとめ

今回はスクリプト「原寸リサイズ再配置」を使って簡単に低解像度の画像に一括変更する方法を紹介しました。

このようなデータが重くなるのは、画像をたくさん使用していて、複数のアートボードを一つの書類で管理しているデータで起こりやすいです。

制作時のちょっとしたタイムラグでもテンポよくデザインをできないのはかなりのストレスになります。そんな時にはこの記事の方法を試してみてください。

それでは、今回はこのへんで。