
今回のエントリーではこんな悩みを解決していきます。
本記事の内容
今回はこれまで紹介してきたスクリプトをさらに使いやすくするアプリケーションSPAiのご紹介。使い方もとても簡単なのでさっと覚えて作業をさらに時短しましょう。
Illustratorのスクリプトにはショートカットキーの割り当てができません。そこで今回紹介するSPAi(Script Panel for Illustrator)の出番。
このSPAiはIllustratorとは独立したアプリケーションですが、スクリプトのショートカットキーを登録しておくことで、Illustratorが最前面にある時のみ、登録したショートカットキーを使ってスクリプトを動かすことができます。
SPAiの使い方

一般的なアプリと同様に、まずこちらからダウンロード。
他のアプリと同様にアプリケーションフォルダへ。
SPAiを起動するとスクリプトパネルが表示されます。(スクリプトパネルはIllustratorのスクリプトパネルと似ていますが別物。連携などはできません。)

表示されるスクリプトはIllustratorのスクリプトフォルダの中に入っているスクリプト。そのため私のスクリプトが全て表示されているのでけっこうリストが長め。
スクリプトのショートカット作成
続いてショートカットキーを割り振っていきます。
SPAiの「スクリプトパネル」の右上のアイコンをクリックし、パネルメニューを表示。ショートカットを設定したいスクリプトを選択し「ショートカット設定」をクリック。今回は「原寸リサイズ再配置」にショートカットを設定します。

下記のようなショートカットパネルが表示されます。左側にスクリプト名があるので、選択されて青になっている状態で、呼び出す時に使用したいショートカットキーを入力。

今回は、イラストレーターのショートカットと競合しないように「⌘+Shift+option+control+1」というショートカットを設定しました。

ちなみにSPAiのショートカットとIllustratorのショートカットが競合した場合、SPAiのショートカットのが優先されます。
ショートカットの割付が面倒くさい!という方は下記のようにSPAiのウィンドウで一覧表示したスクリプトをダブルクリックすることでスクリプトを使用することもできます。

まとめ
今回はイラストレーターのスクリプトもショートカットを割り振ったり、一覧表示から簡単に使えるようになるアプリケーション「SPAi」の紹介でした。
ちなみにSPAiでは初期の状態で「option+V」のショートカットで「プレーンテキストでペースト」という機能があります。この機能はコピーしたオブジェクトの属性(文字の装飾などの情報)を引き継がず、プレーンテキストでペーストができる便利機能です。コレ意外と重宝します。
スクリプトをよく使う人は試してみて損はないアプリケーションですぜひお試しください。
それでは、今回はこのへんで。