
今回のエントリーではこんな悩みを解決していきます。
本記事の内容
今回紹介するのは実際に私が使っている無料スクリプト。導入も使い方もビックリするほど簡単なうえに、かなりの作業時間を短縮できます。ということで、さっそくオススメ無料スクリプトを紹介していきます。
原寸リサイズ再配置

こちらはcorecaraさんでダウンロードできるillustratorに貼ったリンク画像を指定した解像度でPhotoshopでサイズを原寸にリサイズして再配置してくれるという超絶便利スクリプト。
私はデザインの進行中はリサイズは大きすぎる場合などのみしか行わないので、画像が多いデザインでは気がつくとデータが重くなってしまうのですが、このスクリプトを使うとサクッと画像をリサイズをしてくれるのでかなり助かっています。
もちろん複数画像に一括で実行できるので、スクリプトをかけて別の作業をしてればリサイズが完了してます。これは(私のような)面倒くさがりのデザイナーにはたいへん助かるスクリプトかと。
こちらの記事でもこのスクリプトの紹介をしています。
形式変換再配置

こちらもおなじくcorecaraさんでダウンロードできるスクリプト。illustrator上で選択されているリンク配置画像を、Photoshopを使用して指定したファイル形式に変換し再配置することができます。
変換後の配置画像は開かれているaiファイルと同じ階層に複製されます。こちらも複数画像を一気に変換できるので該当する画像を選択してスクリプトを動作すればOK。
ついつい「作業時はJPEGのまま貼って作業しちゃうよ」というデザイナーさんにはオススメのスクリプトです。再配置までしてくれるので挙動としては3,の原寸リサイズ再配置とほぼおなじです。
こちらの記事でもこのスクリプトの紹介をしています。
共通フォント検出

こちらもおなじくcorecaraさんでダウンロードできるスクリプト。指定したフォントが使用されているテキストフレームをまとめて選択状態にするスクリプト。あとからまとめて本文を中ゴシックBBBからヒラギノ角ゴに変えたらどうだろう???みたいな場合に非常に役立ちます。
テキストフレームの内部に1文字だけでも使われていれば検出でき、また複数のフォントを対象とすることも可能です。
選択した複数のテキストアイテムを順に編集する(Edit Texts by Dialog)

3階ラボさんでダウンロードできるスクリプト。選択したテキストアイテムを順に別ウィンドウで編集することができます。デザインを引きの状態で全体を見ながらテキスト修正をしたいときなどに重宝します。
また他のオブジェクトをうっかりさわってしまう心配がなく余計なミスを減らすことができます。
選択したテキスト群にテキストや連番を追加するスクリプト(Add Text Serial Number by Dialog)

おなじく3階ラボさんでダウンロードできるスクリプト。接頭辞、先頭連番、接尾辞、末尾連番をそれぞれ指定することができるスクリプト。1からではなく途中から始まる数字(例えば3以降の数字を頭に順につけていく)も指定可能です。使い方次第でノンブルを作成するなど、様々な応用ができます。
illsutrator配置画像収集

タクトシステムさんにてダウンロードできるスクリプト。Illustratorを立ち上げることなく、aiデータをスクリプトにドラッグ&ドロップすることで配置された画像を収集することができるスクリプト。Illustratorを立ち上げずにパッケージをかけるようなイメージです。
パッケージ機能で事足りるといえばそうなのですが、Illustratorを立ち上げることなく画像を収集できるというのは結構便利なので覚えておいて損はないかと。
カラーの値を丸めるIllustrator用スクリプト

saucerさんでダウンロードできるスクリプト。Illustratorではカラーが1%未満の端数も設定ができますが、このような細かな数値は実際の印刷では再現することが難しい。そのため5%刻み、せめて1%刻みで設定をするのがようにデザイナーの先輩方には教わってきたのですが,
RGBカラーからCMYKへの変換、画像からスポイトでカラーをとった場合など
小数点込みのカラーの数値になってしまうこともしばしば。そんな際にカラーの数値を5%や1%刻みに一括で変更できるスクリプトがこちら。
最近の印刷ではそんなに細かく言われない項目ではありますが、デザイナーの作法としてきちんとしたデータを作るときは端数を処理してカラーの数値を丸める方がよいです。端数などになって数値が気になってしまう方はぜひお試しください。
まとめ
今回は仕事でよく使うスクリプト8選を紹介しました。個別に紹介している記事もありますので、ぜひご覧ください。
簡単に使えてどれもとても便利なスクリプトです。スクリプトそのものが
「なんとなく難しそうだな」
と思って敬遠してしまうデザイナーの方はけっこう多いのですが、こちらの記事で私用方法を書いていますが、スクリプトはとても簡単に使えます。
ぜひ使ってみてください。作業が劇的に楽になります。
それでは、今回はこのへんで。