イラストレーターにノンブルを自動で割り振る方法(スクリプト使用)

イラストレーターにノンブルを自動で割り振る方法(スクリプト使用)
新人デザイナー
illustratorで簡単にノンブルをふる方法はありませんか?

今回は「イラストレーターでもインデザインみたいに簡単にノンブル触れないかな?」といったことをお考えのみなさまにノンブルを簡単にふるオススメの方法を紹介します。

 本記事の内容

・illustratorでスクリプトを使って簡単にノンブルをふる方法

こんなデザイナーが記事を書いています


 

新人デザイナー
先輩、イラレってインデザみたいに簡単にノンブルをふる方法ってないんですか?
ねこひいきデザイン部
標準の機能だとなかったんじゃないかな。

新人デザイナー
標準の機能だと・・・?ってことはなんか方法自体はあるんですか?
ねこひいきデザイン部
そうそう、スクリプトを使えばとりあえず割と簡単にふることはできるよ。
新人デザイナー
それ教えてください〜!毎回、地道に全ページにノンブルをコピペしてそれを手打ちでなおしてたんですよね。
ねこひいきデザイン部
オッケ!じゃあ、この下を読み進めてくれ〜。
新人デザイナー
あ、スクリプトって使い方あんまり詳しくないんですけどイケます?
ねこひいきデザイン部
スクリプトに明るくなかったらなかったら、まずこの記事読んでみて。わかるんならここ飛ばしてもOKだよ
イラストレーターのスクリプトの使用方法をまとめました

イラストレーターのスクリプトの使い方をまとめました

2020.10.28
新人デザイナー
了解しました!

インデザインユーザーの方はマスターページを使ってノンブルを割り振る方法をご存知かと思いますが、あれってイラストレーターでもあったらいいですよね。とても便利です。でもイラストレーターでは残念なことにないんですよねあの機能。。。

ということで、イラストレータでもなんとか簡単にノンブルをふる方法がないか色々と試していたのですが、今回スクリプトを使って複数ページにノンブルを振り分ける方法を発見したので紹介したいと思います。

 

スクリプト「テキスト編集ダイアログ」を使った複数ページへのノンブル設定方法

ノンブル_photo001

今回使用するスクリプトは3階ラボさんの接頭辞・接尾辞・連番テキスト追加のスクリプト、Add Texts。

これは選択したオブジェクトの前後に名前を追加したり連番をつけたりすることができるというスクリプトです。この選択したオブジェクトに対して連番をつけていく、という操作を使って、全ページのアートボードにノンブルを設定していくというのが今回のエントリー内容です。

具体的な操作

それでは順を追って説明していきます。

サンプルのために上記のようなデータを用意しました。こちらのグレーの部分は画像が入り、□の部分はテキストが入るイメージです。

ノンブル_photo004

まずは、デザインと別にノンブル用のレイヤーを用意し、このレイヤー以外をロックします。(このデータではレイヤー名は「nonble」)

続いて一見開き分のノンブルを組んでいきます。今回はテキストのみで作成する「02 | design neko」といった内容のノンブルを作りました。

ちなみにフォントの種類やサイズ、文字詰めなどここで選んだフォントの属性が全体のノンブルの属性になります。

見開きの右には「design neko | 03」というノンブルを当てはめます。

ちなみに左ページのノンブルは左揃え(⌘+shift+←)右ページのノンブルは右揃え(⌘+shift+→)に設定します。

以上で、ノンブルのフォーマットは完成です。

ノンブルのフォーマットとなるページができたら一度テキストのみを選択し消去することでポイントテキストの状態にします。

 ノンブル_photo006

この両ページにできたポイントテキストをカット(⌘+W)し、さらに全てのアートボードにペースト(⌘+shift+V)します。

ノンブル_photo008

これで「nonbleレイヤー」の全てのページのノンブル部分にポイントテキストが配置された状態になりました。

ここからは「Add Texts」スクリプトの出番。

「nonbleレイヤー」以外がロックされていることを確認し、先ほどのポイントテキストを全てを選択(⌘+A)した状態で、スクリプトを実行していきます。


スクリプトを実行すると下記のようなウィンドウがでてきます。このスクリプトは選択したテキストの前後に任意のテキストや連番を記述できるという優れもの。下記のような位置関係で連番や文字を入れることができます。
ノンブル_photo008

❶選択したテキストの前に連番をつける

❷選択したテキストの前に任意のテキストを追加

❸選択したテキストの後に連番をつける

❹選択したテキストの後に任意のテキストを追加

今回の手順では先ほど作成したポイントテキストの後にノンブル用のテキストを入れるので、下記のように入力します。

ページにはこのような感じでノンブルが入ります。

まずは、連番に02と入力します。現在ノンブルのポイントテキストのみが選択されており、また「編集する順番」の項目が「左上から横方向」の設定になっているので左上からZ型でノンブル作成の処理がされていくので、横組みのページネーションではページ順にノンブルが連番で振られていきます。(下記を参考)

これでページに数字のみのノンブルが割り振られました。

続いて、ノンブルの前の「design sample」という文字をノンブルの前に記載していきます。

 

偶数ページと記数ページで、design sampleの文字が前後のどちらにつくのか変わるので、
(偶数ページなら 02 | design sample 、 記数ページなら design sample | 03
続いて偶数ページ、記数ページの順にノンブル前のテキストの設定をしていきます。

 全ページ分の偶数ページのポイントテキストを選択し、(ページの左側)スクリプトを使用。次のように入力します。

選択したテキストにチェック、文字の部分にdesign sample | (半角スペース+|[縦のバー]+半角スペース)を入力。

プレビューにチェックをいれると偶数ページ(左側はこのように)

偶数ページの設定が完了したら選択している偶数ページにロックをかけます(⌘+2)

続いて奇数ページ(右のページ)の設定。先ほど偶数ページにロックをかけたので、残りの部分の偶数ページは全てを選択(⌘+A)で選択できます。

選択した状態でスクリプトを使用し、次のように入力。

 選択したテキストにチェック、左側の「文字」の部分に| (半角スペース+|[縦のバー]+半角スペース)design sampleを入力。
 

以上で全てのページにノンブルを割り振ることができました。ページ数が多いほどこのノンブル設定のメリットが大きくなります。慣れると手軽にノンブルを記載できる上に、ミスが起こりにくいのでぜひお試しください。

 

まとめ

今回はイラストレーターの複数アートボードにノンブルを振る方法を紹介しました。ノンブルってデザイン作業の後半に手入力で入れていくとなかなか手間だったりします。

さらにページものだとページ数が多くなればなるほど大変ですし、その分人的なミスも怖くなります。

そんなときに今回紹介した方法ならサクッとノンブルを追加できるのでぜひぜひお試しください。それでは、今回はこのへんで。

 

ABOUTこの記事をかいた人

現場のグラフィックデザイナーに有用なリアルな技術やスキルアップの方法などを発信しています。 デザイン制作会社に8年→現在は都内にある日用品メーカーのグラフィック系インハウスデザイナーとして7年(総デザイナー歴15年)。そのかたわらフリーでデザインをしています。ラクにできるところはラクに!という時短デザインを推奨しています