デザインの独学者や初心者の学習向けに選んだオススメのデザイン書籍10冊

デザインの独学者や初心者の学習向けに選んだオススメのデザイン書籍10冊

 

[st-kaiwa1]デザインの初心者や独学での勉強などに使えるオススメなデザイン書を教えて![/st-kaiwa1]

 

こんなお悩みを解決していきます。

 

この記事の内容

・デザインの独学者や初心者の学習向けに選んだオススメデザイン書籍10冊

 

今回はデザインの学習用の書籍に関するエントリー。今回は「デザインの独学者や初心者の学習向けに選んだオススメデザイン書籍10冊」をご紹介します。

私は転職してから3年くらいほぼ毎月デザインに関係する書籍を一冊ずつ買うようにしていました。今は増えすぎて自宅で管理しきれなくなっているので(会社の棚でストック)必要なものがあるタイミングに購入していますが、今でも頻繁にデザイン本の書籍のコーナーを回ったりPIE BOOKS、グラフィック社、ソフトバンククリエイティブ社のサイトもチェックするようにしています。

そんな私が、新人の教育などでも使った独学・初心者デザイナーにオススメの書籍を、【オールマイティ】【レイアウト】【タイポグラフィ】【配色】【その他】でジャンルを分け厳選しました。

 

オールマイティ

デザインの基本ノート

 

デザインとは?というそもそものデザインの基本からレイアウト、配色、写真の補正などから図版、タイポグラフィ、デザイナーの制作にあたっての基礎知識などを1冊で全て網羅できるデザイン本。

特筆すべきはその作例のレベル。一つ一つの作例のレベルが高いので内容にも説得力があります。デザイン制作の前段階から実際の制作、入稿までの全体の流れを抑えているのでまず手に取る1冊目にもOK!

 

 

なるほどデザイン

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ノンデザイナーからデザインの初心者向けのトータルの「デザインガイド本」。デザインについて「楽しく」広く網羅しています。内容も分かりやすく読みやすいうえに、デザインもカジュアルでとても見やすく、文字よりもビジュアルで楽しめる要素が多くパラパラ見ていても楽しめます。

ノンデザイナーの人がデザイナーについて知るとっかかりの一冊にも、デザイン初心者の人が勉強するのにもオススメです。もちろん中級者以上でも、ふだん無意識でやっていることが言語化されていたりするので、再確認のため読んでみてもいいかと思います。内容も盛りだくさんなのでおトク感もありますよ。


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レイアウト

基本はかんたんレイアウト

 

レイアウトの本として初めの一冊に独学者〜初心者向けへオススメの本です。レイアウトってそもそもどうやって決めたらいいの?ていう疑問に答える本です。良いレイアウトを作る方法として、ユースフルテイスト(ビジネス、実用的な)、カジュアルテイスト(開放的な、気軽な、自由な)、スピリチュアルテイスト(落ち着き、癒し、精神的な)の3つのデザインテイストと、レイアウトの様式(グリッド配置、フリーレイアウトなど)、情報量、静動性(画像の内容とその形状)、図文率(文章量と図の割合)、ジャンプ率(タイトルと本文のサイズの割合)の5つのエレメント(構成要素)の組み合わせで作るという方法論で展開しています。

レイアウトのとっかかりとしての理解もしやすく、また事例もたくさんあるので見た目にもわかりやすい作りです。強いて欠点をいうとしたらサンプルのデザイン(作例)があまりよくないというところです。。。が、レイアウトの基礎を学ぶ1にはとても十分な良著です。

 

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レイアウトのデザインパターン帖

 

 

さまざまなレイアウトがビジュアル無しで組まれたパターン集。レイアウトだけでなく、文字組のサンプルからデザインのあしらい、パーツのデザイン、囲みやノンブルまでさまざまなパターンが収録されています。グレーで組まれビジュアルが無いぶん、情報設計を中心に見ることができるのでおすすめです。

レイアウトを考えていく際のページ割の作成やサムネールづくりに使えるのではないかと思います。また、実際のデザインを参考にしてしまうとそのデザインに影響を受けすぎて似たものを作ってしまう初心者デザイナーさんはこのような本からまず発想をスタートしてみてもいいかもしれません。

この本を眺めながら、「ここにこんな写真が入って、キャッチコピーはこんな感じで・・・」というようにレイアウトイメージを膨らませてみると頭の中でデザインを展開するよい訓練になります。


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デザインのルール、レイアウトのセオリー

 

 

デザインの手法やルール、セオリーなどを紹介してくれる一冊。先程のレイアウトのデザインパターン帖と違い、ビジュアル入りで説明されているので実際の制作イメージを見ながら、良し悪しの比較をしながら学ぶことができます。基本となるセオリーやルールなどを身につけたいデザイン初心者の方にオススメ。情報量もちょうど良くスラスラ読めるデザイン書です。

 

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編集デザインの発想法

 

 

こちらはかなりマイナーなのではないかと思いますが、個人的にはめちゃくちゃオススメの一冊です。雑誌やパンフレットなどの連続したページ物の構成を考える際やその考え方を学ぶ際にとても役に立つ本です。レベル的には初心者〜中級者向け。

ビジュアルはありますが、手描きで描かれており、上記で紹介しているレイアウト関係の2冊ともまた雰囲気の違う一冊になります。手描きの図版と文字が中心で、一見とっつきにくそうですが、読んでみるとルールやセオリーなどもしっかりと紹介されておりとても参考になります。

手描きの図版なぶん、自分の頭のなかでレイアウトを想像して考えることができるのもなかなか良いのではないかと思います。原文が英語の本なので左開きのデザインが中心になりますが、エッセンスは日本語のレイアウトでも応用できます。こちら、あまり自分の周辺では見かけのですが、とてもいい良著なので、もし本屋で見かけたらぜひ手にとって見てください。


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タイポグラフィ系

 

タイポグラフィの基本ルール

 

 

とてもやさしくわかりやすく書いてあるので、タイポグラフィの導入本に最適な一冊。文字の基礎の基礎的な部分から実際に文字を組むときの注意点、そしてデザインをはじめたばかりのころは特によくわからない「文字組み」についても書いてありデザインを始めようとしている人からデザイン初心者にうってつけの良著。

始めたばかりの人には助かる「書体の選び方」が載っており(男性的なイメージであればゴシックMB、ヘルベチカといったような選び方)書体選びの理由がひとつひとつ丁寧に書いてあるのでとても理解しやすいです。


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きれいな欧文書体とデザイン 名作書体の特徴とロゴづくり

 

 

きれいな欧文書体とデザインposted with ヨメレバ甲谷一 ビー・エヌ・エヌ新社 2010年03月

 

こちらは名作の欧文書体の成り立ちの歴史や特徴などをじっくりと紹介してくれる本。名作の欧文書体(Helvetica、Futura、Times new roman、Garamond、Bodoni、Caslon、Copper plate、Optimaなど)のデザイナーには欠かせない書体の特徴や歴史・系譜などがとりあげられています。こういった知識がないと見た目の印象だけでデザインを組んでしまいますが、これらの知識を身につけることでそれまで何気なく選んでいた書体選びにきちんとした理由やバックボーンが生まれるのでデザインの説得力を増すことができます。


この本は欧文書体について詳しく知るための第一歩としてぜひ一読してほしい一冊。より勉強したいという方はこちらの欧文書体という本がオススメです。


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配色

配色デザイン良質見本帳

 

 

配色の基礎的な部分から、実際の広告やグラフィックデザインを配色の視点で解説している良著です。良いデザインが多く、それに対しての詳しい解説がされているのが嬉しいところ。

 

 

 

 

その他

 

SCHOOL OF GRAPHIC DESIGN

 

 

これまで紹介したようなデザイン学ぶような類の本というわけではありませんが、デザイナーのモチベーションアップにつながる一冊なのでご紹介。「新しいデザインの教科書」として古平正義、平林奈緒美、水野学、山田英二の四人のトップデザイナーがデザインと仕事について姿勢や心得を書いた本。

見開きで一つの質問とそれに対する4人の答えとその内容に合わせたビジュアルという構成で、現役の第一線のデザイナーが作っているだけあって、ビジュアルが広告的でとても素敵な仕上がりです。読んでると「自分も頑張ろう!」となんだかテンションが上がる一冊なので、どこか心がくすぶっていたり、テンションが上がらないときなどに開いています。


余談ですが、私が今までで一番好きな広告は、この本の中で登場している山田英二さん(ウルトラグラフィックス)が作った雑誌BRIOのTBSラジオの雑誌広告。とてもシンプルな泊昭雄さんというカメラマンさんの撮影した写真にそった物語がコピーとなっていて、すべてを読むとまるでそこに音が聞こえてくるような世界観です。そして最後に「それがラジオ。TBSラジオ」というフレーズ。ロゴもなくて、ある意味実験的な広告でしたがとても印象に残っています。

 

【※TBSラジオの雑誌広告】


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まとめ

 

今回は、初心者や独学者がデザインを学ぶためのデザイン本のオススメを紹介しました。実際に自分の部下にも勧めている(または本人が買っている)本で、現役のデザイナーとしても自信を持ってオススメできる本たちです。

これ以外の視点でもご紹介したいデザイン関連の書籍もあるのでまたテーマに区切ってご紹介していければと思います。

それでは、今回はこのへんで。

ABOUTこの記事をかいた人

現場のグラフィックデザイナーに有用なリアルな技術やスキルアップの方法などを発信しています。 デザイン制作会社に8年→現在は都内にある日用品メーカーのグラフィック系インハウスデザイナーとして7年(総デザイナー歴15年)。そのかたわらフリーでデザインをしています。ラクにできるところはラクに!という時短デザインを推奨しています