dマガジンの画像を使用して雑誌の全ページのページ割を一覧でチェック

dマガジンの画像を使用して雑誌の全ページのページ割を一覧でチェック

今回は以前のdマガジンの誌面をキャプチャーする記事で紹介したdマガジンの誌面をを自動で撮る方法で収集した雑誌のデータを使い、雑誌のページ割(ページネーション)を作成する方法を紹介します。

B級のデザイナー
ページ割は雑誌全体を俯瞰してみたようなものですね。

ページ物のデザインを作り始めるときに、どのようなページ割で冊子を構成するかという悩みがあります。何度もページものを制作して慣れてくるとページの流れが身に付いてくるので、何となく全体的な構成も肌感覚でわかってくるのですが、はじめのころはなかなか全体の構成とデザインの強弱などがわからないもの。

そんな時に自分で用意できる参考データとして、キャプチャした雑誌の誌面構成全体を引きの状態で見れるようにデータを作成すると、雑誌の全体のページ割と全体の中でデザインがどのように構成されているかというのがわかるようになります。

ちなみに今回の方法では、右開きの雑誌の方がよりわかりやすいページ割になります。左開きの雑誌でページ割が少し読みにくくなります。(後述します)

dマガジンで全ページのページ割を作成する方法

まずは雑誌の全ページのキャプチャーデータを用意します。前回の記事でご紹介したキャプチャー方法で雑誌1冊分のすべての見開きのデータを1つのフォルダにまとめておきます。今回は女性ファッション雑誌のFUDGE12月号を使ってページ割を作成しました。まずは、作成したページ割を見てみましょう。

このページは、左上からZ型に降順でページが流れています。これで雑誌1冊のページの流れを見ることができますね。これを作成していきましょう。

作成方法はとても簡単!こちらの記事でコンタクトシートの作成をしたAdobe Bridgeを使用します。ここでやることを簡単にいうと、全ての見開きページを使って、コンタクトシート1枚に雑誌のページをまとめる、というのが今回の内容です。

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2020.11.02

それでは、Adobe Bridgeを使って書き出していきましょう。まずはBridgeで行う操作を下記にまとめました。

❶フォルダより今回使用するデータを選択します。選択すると下記の「コンテンツ」タブにフォルダ内の画像が表示されます。今回はそこから全てのデータを上のカンパスにドラッグします。

❷続いてドキュメントのサイズ、画像のファイル名の非表示、グリッドの段数設定などを行います。

1枚の書類にまとめたいので、A4の高さを伸ばします。今回は高さを50cmに設定しました。

続いて画像の下にファイル名を含めるのチェックを外します。コンタクトシート 作成の時に画像の下に入ったファイル名の部分ですね。今回は不要なのでチェックはいりません。

続いて「ドキュメントタブ」でグリッドの数を選択します。今回はページ割なので、画像は小さくてもOKなためグリッドレイアウトの縦列は6、横列は8で作成しました。

これ以外は特に設定は不要です。調整が必要であれば残りはそれぞれで調整を。

以上で完了です。「PDFを書き出し」をクリックします。はじめに確認してもらったページ割が1枚にまとまったデータが書き出されます。

もうちょっと各ページの画像を大きくしたい時などは「グリッドと余白」を調整できます。

左開きの雑誌のページ割について

今回紹介したFUDGEは右開きの雑誌ですが、左開きのページ割は作成できますが少し読みにくくなります。(下記に左開きのCasa Brutusをご用意しました)

雑誌としては左開きなので、本来の導線は左にページが進むのが好ましいが、コンタクトシート の書き出しの仕様上右にページが進んでしまいます。

ここは違和感がありますが、仕様上修正も難しいので慣れるしかないのかな、と思います。

まとめ

今回はdマガジンの画像を使用して雑誌のページ割を作成する方法を紹介しました。全体の中でどのようにページを構成するか、また全体の中でのデザインの強弱をどのようにつけていくのか、というのはたくさんの誌面を見なければなかなか身につきません。

雑誌の形状ではなかなかページ割のような形で俯瞰して見ることができないので、このように別の形で作成して確認するのはとても良い学習方法になります。

ご興味がある方(でdマガジンに契約されている方)はぜひお試しください。

それでは、今回はこのへんで。

ABOUTこの記事をかいた人

現場のグラフィックデザイナーに有用なリアルな技術やスキルアップの方法などを発信しています。 デザイン制作会社に8年→現在は都内にある日用品メーカーのグラフィック系インハウスデザイナーとして7年(総デザイナー歴15年)。そのかたわらフリーでデザインをしています。ラクにできるところはラクに!という時短デザインを推奨しています