絵を上手くないとデザイナーにはなれない?実体験をもとにしたリアルなお話

【結論】デザイナーは絵が上手くない人でもなれる!

今回はデザイナーになりたい人が気になる、「デザイナーは絵が描けなくてもなれるのか」という疑問について書いていきたいと思います。ズバリ結論を言うと、絵はあまり上手に描けなくてもデザイナーにはなれます。とはいえ描けたほうが圧倒的にいいとは思います、というのが個人的な見解。

デザイナーはみんな絵が上手い!?

デザイナーというと一般的にはみんな絵を描くのが上手といったようなイメージをもたれることが多いです。小さい頃から絵を描くのが好きで、ノートは板書よりも落書きが多かった、みたいな人ですね。クラスにもそんな子いましたよね。そんな子がデザイナーになっているイメージをもたれやすい職種です。

しかし、いざデザイナーになってみるとそんな人ばかりではないです。絵を描くことが好きでデザイナーになった人もいれば、企画をするのが好きでデザイナーになった人もいます。かくいう僕も絵が上手くない方に分類されるデザイナーです。。。

絵の上手さ=デザインの上手さではない。

絵が上手く描けないから描きたくない、とはいってもデザイナーならラフを描く機会はたくさんあります。例えば頭の中を整理するのに、手を動かしてラフを描くこともあります。でも、このラフは自分の頭を整理するためなので別にキレイに描く必要はありません。

ひとえにラフ描きと言っても、絵の全部を丁寧に書く必要はないのです。自分だけが必要なラフはざっと描けばいいし、他の人に伝えたり、イメージを共有する時は資料を見て時間をかけて丁寧に描けばいいんです。

それでも自信がないからその場でパパっと描くのが難しい時は一度持ち帰って資料などを用意して綺麗に描けばいいし、それでも難しいときはいっそpinterestなどでイメージするデザインを見せるという方法もあります。

場合によってはその方が話が早いこともありますね。

大切なのはTPOに合わせて自分か伝えたいことを相手に伝えられるようにすること。絵を描くことに必要以上に構える必要はありません。

デザイナーが業務的に絵を描くケース

ではTPOにはどんなケースがあるか?現場のデザイナーが具体的に絵を描くケースとその難易度を書き出してみます。

チーム内、部署内のミーティング

まずは、チーム内でのMTG。このミーティングでは要件定義やトンマナ(トーンアンドマナー)などが共有された上でのミーティングなので、ザックリイメージが伝わればOK!具体的な絵を描くのではなくスピード重視で情報の優先度やザックリした構成を決めるのでみんな描く絵はかなりラフでザックリです。

ただ、デザイナーのミーティングは絵が上手い人が落書きをしながら聞いていたり、メモがてら絵を描いてたりすることが多いので、それを見て凹んだりもします(笑)

担当者、他部署とのミーティング

デザイナー同士は口頭ベースのコミュニケーションでもイメージの共有はしやすいのですが、デザイナー以外のメンバー、特にデザインに関わらない部署の人にイメージを伝えるのはなかなか難しいもの。「こんな感じで〜」と口頭で伝えてもなかなか伝わりにくかったりするので、何かしら伝える方法が必要になります。

こういったときに先ほど話したようなPinterestのようなイメージの共有ツールがあると便利ですね。

クライアントとのミーティング

クライアント先で行うミーティングは自分はデザイナーという立場で打ち合わせに臨んでいるので、だいたい「この人は絵が描ける」という風に見られます。そのため、そこでラフが上手く描けなかったり、伝わらなかったりすると「このデザイナーで大丈夫かな?」といったように判断される可能性も出てきます。

このような時にさらっといい感じの絵が描けるとデザイナーとしての信頼度もアップします。また、手描きでも打ち合わせの場でクライアントとの方向性が決まると、その後のデザイン作業はスムーズになります。

とはいえ私はあまり絵が得意でないので、こういう時もpinterestでクライアントとイメージを共有して方向性をまとめてました。

そのためピンタレストも打ち合わせ用に使いやすくカスタマイズをしていました(その内容についてはまた別の記事にて)

絵がうまい人はデザインも上手なのか?

僕の経験上、

絵があまり上手じゃない=デザインも上手ではない

ということはありません。絵は対して上手ではないけれどデザインはとても上手な人、逆にイラストレーター並みに絵が上手だけど、デザインはイマイチ。。。

といったデザイナーを今までたくさん見てきました。そのためデザイナーになる人が必ずしも絵が上手である必要はありません。

絵が描けるとデザイナーの就職には有利なのか?

最後に、デザイナーの就職について。デザイナーの就転職ではイラストが描けるレベルで絵が描けるとかなり就職に有利になります。これは広告転職やfindjobなどのデザイナーの採用募集を見ると一目瞭然。

イラストが描ける人歓迎。

こんなフレーズをよく見ます。これはデザインをしていく中で、イラストレーターに発注せず自分でイラストを描くことが出来ればイラストとデザインのイメージのズレもなく、さらには外注費もおさえられるなどのメリットがたくさんあるからです。

実際、私の普段の業務でもイラストが必要になることも多く、イラスト素材を購入したり、フリー素材を使わせてもらっていますが、こういった時に自分で描けたらいいなあ、、、と思うこともしばしばあります。

まとめ

今回は絵が上手でないとデザイナーになれないのかどうかという点をデザインの現場からお答えするというエントリーでした。結果、描けなくてもデザイナーにはなれるんですけど、個人的な感想としては、描ける方が断然いいと思います。

ということで、今回はこのへんで。

ABOUTこの記事をかいた人

現場のグラフィックデザイナーに有用なリアルな技術やスキルアップの方法などを発信しています。 デザイン制作会社に8年→現在は都内にある日用品メーカーのグラフィック系インハウスデザイナーとして7年(総デザイナー歴15年)。そのかたわらフリーでデザインをしています。ラクにできるところはラクに!という時短デザインを推奨しています