今回は、制作会社に勤める若手デザイナーにオススメのレベルアップ方法の紹介です。それが、
先輩が実際にデザインしたデータを触らせてもらう
という方法。この方法、あくまでも勉強のためにということを了承してもらい会社に確認の上、お試しください。
先輩が作ったデザインの実データを開き実際のデータの作り方を学ぶ

この方法は先輩が実際にデザインしたデータをイラストレーターで開いて良いデザインの実際のデータを操作してデータの作り方やレイアウトを見させてもらうという方法です。
これをやると、アプリ上での配置バランスや使用しているフォント、さらにはレイヤーを含めた細かなデータの作り方を実際のデータを覚えることができます。
デザインを紙面上でみるだけではなく、実際のアプリ上ではどのようになっているのか見れるのは新人のデザイナーにとって大きな意義があります。
この方法のメリット

・リアルな制作の現場のリアルなデータを見ることができる
自社の先輩が作るデータを見てそれにならうことで、スムーズに「実際にデザインの現場で、実データがどのように作られているのか」を把握し身につけることができます。
特に仕上がりの制作物を見ながらそのデータを操作できるいうのはメリットが大きい。合わせて自社が使っている印刷会社の印刷物の仕上がりも確認できますね。
・さまざまな先輩のデータを見れるので、それぞれの先輩のデータ作り、レイアウトを比較検討できる
会社には複数人のデザイナーの先輩がいる(いない場合もありますが・・・)ので、それぞれの制作したデータを確認することでデータの作り方やデザインレイアウトを比較して見ることができます。
デザイナーにも丁寧なデータを作る人もいれば、雑なデータを作る人もいます。悪い手本にも触れることで、良いものの良さも分かるというもの。その中で良いデザイン、データはサンプリングさせてもらって、後で分解したり真似て作ってみて作り方を自分のものにしたりすることで、自分の引き出しにストックしていくといいでしょう。

注意点

この方法は会社や先輩など、実際のデータの所有者にきちんと確認してから行いましょう。終了案件のデータとはいえ、立派な著作物。取り扱いを間違えればペナルティを受けることもあります。
それを理解した上で可能になる方法になります。間違えても確認をせずに会社のデータを持ち出すようなことはしないように!
まとめ
今回の記事は若手デザイナー向け、先輩のデザインデータから学びを得る方法でした。
私も若手の頃、先輩のデータの入稿チェックなどをしてデータの作り方やレイアウトなど、いろいろ新しい発見をさせてもらいました。実際のデータはとてもリアルなお見本で、ものすごく学びが多いです。可能ならぜひ試してみることをオススメします。
特に会社に入りたての新人デザイナーの教育にはオススメの方法。教育係の先輩が忙しくて手持ち無沙汰な時などのスキマ時間にいいかと思います。
それでは、今回はこのへんで。