デザインの時短にも使えるillustratorのデザインアーカイブを作ろう

新人デザイナー
デザインデータを使いまわしたり、活用しやすくするアーカイブの良い方法はありますか?

今回のエントリーではこんな悩みを解決していきましょう。

 本記事の内容

・デザインアーカイブの方法
・デザインアーカイブの手順


今回は、前回の記事で作成したデザインサンプリングなどをストックするデザインアーカイブの作成方法をご紹介します。

このデザインアーカイブはその後の使い勝手を考慮し、Illustratorのシンボル機能を使ってグラフィックをストックしていく方法です。

作成したデザインをアーカイブ化することで、他のデザインに流用したりデザインのベースとして使いまわしたりしやすくなります。

とても簡単にできる方法なのでぜひ覚えてサンプリングしたデザインや使い回しをするようなパーツデザインを登録してアーカイブ化しておきましょう。

デザインの時短にもつながる!デザインアーカイブ化の手順

では、デザインアーカイブ化を実際にすすめてみましょう。

今回使用するのはこの記事で作成したデザインサンプリングのデータ。

デザインのスキルアップに!デザインサンプリングをはじめよう

2021.05.18
デザインサンプリングデータ

イラストレーターでシンボル化したいデータを選択して

シンボルウィンドウにドラッグ&ドロップします。

このようなオプション画面が表示されます。

書き出しタイプを「グラフィック」に

書き出しタイプをグラフィックに設定します。下にも記載されていますが、Illustratorで使用する分には「ムービークリップ」「グラフィック」どちらを使っても問題ありません。

シンボルの種類は「ダイナミックシンボル」を選択

続いてシンボルの種類をダイナミックシンボルで選択します。「ダイナミックシンボル」はダイレクト選択して色を変えたりアンカーポイントの変更などができます。とはいえ、今回の記事内容的に、基本的にはアーカイブするためのパレットとしてシンボルパレットを使うのでこれもどちらでもOKです。

ちなみにシンボルパレットの元データをダブルクリックすると編集することができ元データを編集すると、アートボード内に配置したデータも一括で編集されます。Illustratorのリンク元の画像を編集するとデザイン内の画像が一括で変更されるようなイメージですね。

「スタティックシンボル」の場合はダイレクト選択して色を変えたりアンカーポイントの変更といったような後からの編集ができません。ただし拡大縮小をすることは可能です。

以上でグラフィックがシンボルパレットに登録されました。これをまとめて管理し、必要なときに個別のパーツとして呼び出して再活用していきましょう。

続いてアーカイブデータの管理方法についてをまとめています。

デザインアーカイブデータの管理

データのまとめ方のオススメは、下記のような個別のアートボードにデザインを保管しておく方法です。1つのアートボード=一つのデザインと分けることができるので管理しやすくなりますね。

後々データを呼び出しやすいように、シンボルパレットに登録し、シンボルのデータをライブラリデータとして書き出しておきましょう。

手順としては

シンボルウィンドウの右上の3本線から、「シンボルライブラリを保存」をクリック。

任意の名前をつけて、シンボルデータを保存という流れです。ちなみにシンボルデータは「.ai」のデータになります。

シンボルライブラリを開くときは、シンボルライブラリを開く > その他のライブラリから必要なデータを選択して呼び出しましょう。

これで使用したいシンボルを呼び出すことができました。

その後、再編集したいときにはシンボルデータを配置(「シンボルインスタンスの配置」またはシンボルパレットからドラッグアンドドロップ)した後に、シンボルウィンドウの下にある「リンクの解除」をクリックすればシンボルパレットに登録前のデータと同様に自由に再編集することができるようになります。

シンボルパレットに登録してバランスを固定させ維持したままデザインアーカイブ化 → 必要なときに呼び出してリンクを解除して使用する

という流れで使用していきましょう。

まとめ

今回はデザインアーカイブを作成し、必要に応じて呼び出して使うためのシンボルパレットを使った方法を紹介しました。特に前回の記事で紹介したデザインサンプリングのデータをそのままアーカイブ化して保存し、デザインの学習に生かしたり、必要に応じてデータのベースや骨組みとして活用するという使い方がいいのではないかと思います。

ぜひ、デザインのスキルアップや教育にお役立てください。

それでは、今回はこのへんで。

ABOUTこの記事をかいた人

現場のグラフィックデザイナーに有用なリアルな技術やスキルアップの方法などを発信しています。 デザイン制作会社に8年→現在は都内にある日用品メーカーのグラフィック系インハウスデザイナーとして7年(総デザイナー歴15年)。そのかたわらフリーでデザインをしています。ラクにできるところはラクに!という時短デザインを推奨しています